「さあ、私が見たものを見て

神の密偵にして、情報を司る天使。


孤独を愛する反面、思いやりが強く、仲間のことをつねに考えて行動する。

ミカエルにつねに最新の情報を伝える「秘書」とも言える、頼もしき存在。


ふだんはもの静かで、余計なことは口にしない。しかし、たまに発せられる言葉からは時に辛辣な表現が飛び出すこともあり、ほかの天使たちを驚かせることがある。


天界において、彼女は獣の形をした影を従えている。地上界に降臨した際は、みずから獣の姿となってヒトの影の中に身を隠し、行動しながら情報を集めている。しかし、この獣自体にも謎があるようで、彼女は「カマエル」と呼んでいる。

また、彼女は見たものを目から映写することで、自分が見た景色を他人と共有できる。


ゾフィエルほどの天使ともなれば、ふつうのヒトにもその気配程度は察知されてしまうもの。しかし、自身の能力のおかげでまったく気づかれることはなく、任務に取り組むことができる。また、ヒトよりもはるかに感応力が強い魔物たちに対しても、まったく気づかれることはない。


お堅い天使たちからは「女豹」とあだ名されて陰口を叩かれることもあるが、彼女自身はあまり気にしていないようだ。